不動産鑑定士

不動産鑑定士は弁護士や公認会計士や公認会計士などの士業と同じように、ものを作ったり、商品を仕入れ販売したりする業務と異なり、製造や仕入れのための資本を必要とせず、運転資金もごくわずかで済む産業といえます。
よく、紙と鉛筆とそろばんがあれば仕事ができると言われています。近年ではパソコン、プリンター等のOA機器は不可欠ですが、さほど多額の投資とはなりません。基本的には不動産鑑定は精神活動であり、その生産装置は不動産鑑定士そのものです。
売り上げに対する原価は安く、販売管理もわずかですので、売上高に対する純利益はきわめて高いものです。不動産鑑定士の報酬額はそれほど高くはありませんが、純利益が高く、仕入れや製造原価の心配がない結構気楽な商売といえるでしょう。

ただ、不動産鑑定士は受注産業であり、依頼がなければ仕事のしようがないので、いささか不安定な部分があります。
不動産鑑定の依頼は単発的な事情からおこる場合が多く、依頼に応じて鑑定評価書を発行すると1件終了となります。依頼から報酬受領の期間は比較的短期間ですから、受注残を持つことが難しいです。顧問先を確保して顧問料収入を得ています。公認会計士や税理士も特定の顧客についていて継続的に業務を行うのが普通です。
不動産鑑定士も、いかにこのような継続的に鑑定依頼が発生する顧客を掴まえるかが、安定的な経営に必須でしょう。まずは、継続的に鑑定評価を必要とする顧客を探しましょう。